
| 原産国 | イギリス |
|---|---|
| 毛種 | 長毛種 |
| 発生スタイル | 人為的交配 |
丸い顔に、押しつぶされたような平らな鼻。コンパクトで締まった胴に、それに続く太くがっしりとした4本の足。そしてなにより、体全体を覆う長く美しい被毛が特徴 的なペルシャ。
19世紀、イギリスのビクトリア女王をはじめとする英王室の多くの人々が飼っていたペルシャは、長毛種の代表格と言っていい猫。その気品と貴族的な雰囲気から、長毛種の女王とも言われる。ヒマラヤンとエキゾチック・ショートヘアはこの猫をもとに作り出されている。
ペルシャの起源については、はっきりしたことはわかっていない。現在のトルコで発生したという説があるほか、アフガニスタンに古くからいた土着の長毛種猫に、トルコ産の長毛種であるターキッシュ・アンゴラの祖先を交配させて誕生したとも言われる。ペルシャがヨーロッパに初めて登場したのは18世紀のはじめ。初期のペルシャはターキッシュ・アンゴラによく似ていて、胴・顔が長く、耳も大きく、目は今に比べて小さく左右がもっと近づいていた。やがてイラン(ペルシャ)から胴の短い長毛の猫が持ち込まれ、交配されるようになって、ようやく今の体型・容貌をしたペルシャが現れるようになった。
大きな声を出すこともなく、たいへん穏やか。人によくなつき、従順。わがままを言ったり神経質になることもない
ペルシャの毛色と模様はバラエティに富んでおり、現在公認されているだけで40以上にもおよぶ。だが、1871年に世界初のキャットショーがイギリスで開かれたとき、出場したペルシャはブラック、ブルー、ホワイトの3種だった。ビクトリア女王の愛猫もブルー。その後、徐々に毛色と模様が増えていき、公認されるようになっていった。
ペルシャは顔のおだやかな表情そのままに、ゆったりした性格をしている。あまり走り回ることはなく、高いところに登ろうともしない。オスでもシーズン中けっして大きな声は出さず、ミャウ・ミャウと甘い切ない声で鳴いて体を擦り寄せてくるだけで、いたっておとなしい猫だ。

| 頭 | 顔は丸くふっくらとし、頭頂部はなだらかな丸みを帯び、額はドーム状に緩やかに張り出している。鼻筋は詰まって、潰れたようにペッタンコ。そのため横顔は扁平。 |
|---|---|
| 目 | きょとんとしたような見開かれた大きく丸い目が、離れぎみに納まっている。色は毛色に準じるが、ブルーアイのペルシャには耳の聞こえない猫が多いと言われる。 |
| 耳 | 耳は小さく、ほとんど被毛の中に隠れてしまうくらい。耳の内側から伸びる飾り毛も長く、アクセントになっている。 |
| 脚 | 体と同様、短く骨太の足。指の間にもタフトと呼ばれる巻き毛があり、チャームポイントになっている |
| 体 | 骨太で筋肉ががっしりと締まった、短く丸みのある体。 |
| 尾 | 根元は太く短めだが、フサフサとした長い飾り毛に覆われているため、長く見える。 |
| 被毛 | 毛色、模様に関わらず、被毛は艶があり絹のような柔らかな手触り。首から胸にかけてたっぷりした飾り毛がある。ブラッシングとシャンプーを怠ると、すぐに大きな毛玉ができ、惨めな姿になってしまう。これは猫にとってもたいへんな苦痛。 |